久保建英、号泣で語った“間に合わなかった現実” ブラジル戦敗退後に明かした悔しさと責任

久保建英、号泣で語った“間に合わなかった現実” ブラジル戦敗退後に明かした悔しさと責任

サッカー北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、日本代表はブラジル代表に1-2で敗れ、ベスト16進出は叶わなかった。前半29分に佐野海舟のミドルシュートで先制しながらも、後半に2失点を喫し、試合終了間際に逆転を許すという厳しい結末となった。

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試合後、日本代表MF久保建英は涙を浮かべながら、今大会を総括した。

「この試合に間に合わなかったってことがすべてだと思います」

第1戦オランダ戦で負った左ひざの負傷により、思うようにコンディションを整えることができないまま迎えた決勝トーナメント。その影響について久保は、悔しさを隠しきれない様子で語った。

チーム全体としてはブラジル相手に先制点を奪い、互角に近い時間帯を作りながらも、終盤の一瞬で勝負が決した。

久保は試合展開について、「素晴らしい戦いをみんながしてくれた」とチームメイトを称えつつ、「最後あと30秒のところで失点してしまって、こういうゴールに笑う日もあれば泣く日もある。今回は相手側に転んだ」と静かに振り返った。

わずかな時間の差が勝敗を分けるワールドカップの舞台。その厳しさを身をもって感じた久保の言葉には、若きエースとして背負った重圧と無念さがにじんでいた。

今大会、日本代表は3大会連続の決勝トーナメント進出を果たし、確実に世界との距離を縮めてきた。一方で、あと一歩で歴史を塗り替える壁の高さも改めて突きつけられる形となった。

その中で久保が流した涙は、単なる敗戦の悔しさではなく、チームの中心を担う存在としての責任感と、届かなかった現実への率直な感情そのものだった。

4年後に向けて、その涙がどのような進化へとつながるのか――日本代表の未来を占う象徴的な一幕となった。

―タイムアップの瞬間は。

試合後、悔し涙を流しながらサポーターに向けて手をたたく久保建英(カメラ・山崎 賢人)

 「もうみんな最後の最後まで同点を信じていたので。徐々にみんなが泣いてる姿を見たりすると、終わってしまったんだなととても悲しい気持ちになりましたね」

 ―怪我で戻れなかった。

 「いち早くチームに戻るためにやれることやってましたし、みんなもみんなで、僕が離脱しようが遠藤選手が離脱しようが、これまでいろんな選手が離脱してますし、怪我でいない選手もいますけど、その分、次に出てくる選手がその不在を感じさせないようなプレーをしてくれたと思いますし、今日の試合はすごく見てて誇らしかったですね」

 ―前半1―0で折り返してからの後半の入りは。

 「やっている選手だったらわかりますけど、あれだけ集中した試合していたら、外のからの声も入ってこないことはよくある。ハーフタイムで監督はじめみんなが落ち着いて冷静にって言ってくれて、それでいい入りはできたと思いますけど、日本が何が変わったっていうよりかは、相手が多分変えてきて、それが結果的に相手からしたら功を奏した展開だったのかなとは思います」

 ―本気のブラジル相手に戦った。

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 「見ていた側の人間ですけど、誇らしかったなと思います。今日の戦い方は最初からベタ引きで、あわよくばという形でもなく、カウンターで何度も脅かすシーンもありましたし、日本人らしさというのがすごく詰まった試合になっていた。結果が全てだとは思いますけど、僕個人的にすごく感動しました」

 ―復帰の目処は。

「(今)それを別に記事にされても誰にもメリットがないので。この試合に間に合わなかったってことがすべて」

 ―この先の4年には。

 「今は特にこの先のことは考えてないですけど、1番はチーム、監督はいつも僕を応援してくれてる家族だったり、いろんな人たちに、今回は誰も悪くないとは思いますけど個人的にはすごく申し訳ないなと思いますね大事な時に。僕がいたら何か変えられたとか、そういうことを言うつもりはないですけど、今まで僕のことを信じてくれた色んな人たちに申し訳ないなと思います」

―雰囲気のいいチームだった。

 「雰囲気も実力も素晴らしかったと思いますし、さっきも言いましたけど、外から見ててすごい誇らしい試合だったなと思います。個人的には」

 ―前回に続いても今回も悔しい結果に。

「ほんとに辛いっていうよりは、チームメートにほんとに申し訳ないなっていう気持ちが1番ありますね。今回もどうしようもないことで、準備を怠ったとか、そういうことではないんですけど、持ってないと言われればそれまでですし。でも、他にW杯に参加できなかった選手もいるわけで。今回は1試合でしたけど、試合出ることができて感触も良かった分、非常に残念な部分もありますけど、僕個人が残念っていうよりは、みんなに申し訳ないなっていう気持ちが強いですね」