福岡ソフトバンクホークスの石塚綜一郎捕手が、オリックス戦で顔面付近に死球を受け、負傷交代するアクシデントが発生した。試合終盤の突然の出来事に球場は大きくどよめき、両チームの選手やスタッフが心配そうに見守る中、石塚は担架で運ばれた。

6月23日にみずほPayPayドームで行われたソフトバンク対オリックス戦。0-5で迎えた9回裏、2死走者なしの場面で打席に立った石塚に対し、オリックスのアンドレス・マチャド投手が投じた4球目の直球が顔面付近を直撃した。石塚はその場に倒れ込み、すぐにベンチから小久保裕紀監督ら首脳陣が駆け寄った。
この投球について、マチャドには危険球による退場処分が下された。マウンド上のマチャドはぼう然とした表情を見せ、オリックスの選手たちも心配する様子が見られた。試合はその後、山崎颯一郎投手が緊急登板する展開となった。
石塚は担架で球場を後にし、試合後、小久保監督は「まともに当たっている」と心配を口にした。球団の発表によると、石塚は福岡市内の病院で診察を受け、左側下顎骨の骨折と診断された。その後、骨折部を固定する手術を受け、競技復帰までは約4週間の見込みとされた。
今回の負傷は、石塚にとって非常に悔しいタイミングでの出来事だった。石塚は19日に今季初めて1軍へ昇格したばかりで、昇格後の試合では打撃面でも存在感を示していた。21日の日本ハム戦では3安打1打点を記録し、試合前時点では3試合で打率.364、3打点という好成績を残していた。
石塚綜一郎は2019年育成ドラフト1位でソフトバンクに入団した捕手で、長い時間をかけて1軍での機会をつかんできた選手である。今回の昇格後も、打撃面でアピールを続け、チームにとって貴重な戦力となりつつあっただけに、突然の離脱は本人にとっても球団にとっても大きな痛手となった。
![Cầu thủ Ishizuka của SoftBank Hawks bị bóng đập vào mặt; được đưa đến bệnh viện bằng xe cấp cứu | [Nishinippon Shimbun me]](https://www.nishinippon.co.jp/uploads/image/1911533/sns_IP260623JAA000652000.jpg)
野球では、投手の速球と打者の距離が非常に近い場面でプレーするため、顔面付近への死球は常に大きなリスクを伴う。ヘルメットやフェースガードなど安全対策は進んでいるものの、完全に危険をなくすことは難しい。今回の出来事も、改めて選手の安全管理の重要性を考えさせる場面となった。
一方、マチャドについても、故意ではなく投球が制御できなかった結果とみられている。危険球退場というルール上の処分が下されたが、投手側にとっても非常につらい瞬間だった。相手選手の状態を心配する姿は、競技者同士の思いが表れた場面でもあった。
石塚は現在、復帰へ向けて治療とリハビリに取り組むことになる。1軍昇格直後に思わぬ離脱となったが、これまで積み重ねてきた努力と、短期間で示した結果は確かなものだった。
ソフトバンクにとっては、若手選手の成長がチーム力につながる中で、石塚の早期復帰は大きな意味を持つ。まずは万全の状態を取り戻すことが最優先となる。
顔面死球という厳しいアクシデントに見舞われた石塚綜一郎。しかし、1軍の舞台で示した打撃力と存在感は、多くのファンに強い印象を残した。復帰後、再びグラウンドでプレーする姿が期待されている。


