明石家さんま、若き日のローン事情を回想 芸人への信用が厳しかった時代を語る

明石家さんま、若き日のローン事情を回想 芸人への信用が厳しかった時代を語る

明石家さんまが、7月8日放送のフジテレビ系『ホンマでっか!?TV』で、若い頃のローン事情について語った。この日の番組テーマは「ローン&家賃は値切れる!?家選びの必勝法」。住宅ローンや家賃交渉、内見のポイントなど、住まい選びに関する情報が取り上げられる中で、芸人という職業に対する金融機関の見方にも話題が広がった。

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番組では、芸人がローン審査を受ける際に厳しく見られやすいという話になり、さんまは「昔はもっと厳しかった」と回想した。現在ではテレビや配信、舞台などで活躍する芸人の社会的認知は高まっているが、さんまが若手として活躍していた時代には、芸人という仕事は収入の安定性が見えにくい職業として扱われることも多かったという。

ブラックマヨネーズの小杉竜一が、若い頃から売れていたさんまでもローン審査は厳しかったのかと尋ねると、さんまは、ある銀行から「さんまさんなら貸せます」と言われた経験を明かした。さんまにとってその言葉は、単にお金を借りられるという意味だけではなく、自分の将来を認められたように感じる出来事だったという。

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さんまは当時を振り返り、20代でそのような評価を受けたことで「将来は安泰なのだ」と自信につながったと語った。芸人として人気番組に出演し、知名度を高めていた時期であっても、金融機関から信用されることは簡単ではなかった。その中でローンを組める立場になったことは、若き日のさんまにとって大きな節目だったとみられる。

さらにさんまは、1980年代を代表するバラエティー番組『オレたちひょうきん族』の時代についても言及した。同番組には、明石家さんまやビートたけしをはじめ、多くの人気芸人が出演し、当時のテレビ界をけん引した。しかしさんまは、ローンを借りられるほど金融機関から信用されていたのは「俺と、たけしさんぐらいだったのではないか」と振り返った。

この発言に小杉は、「あのメンバーでも?」と驚きを見せた。『オレたちひょうきん族』は、1980年代のバラエティーを象徴する番組として知られ、出演者の多くが後に大物芸人として活躍していく。しかし当時は、どれだけテレビで人気があっても、長期的に収入が続くかどうかを金融機関が慎重に見ていたことがうかがえる。

さんまは、芸人という職業について「先が見えない」と見られていたと説明した。人気があっても、将来の安定収入を証明しにくい仕事であることが、ローン審査の壁になっていたのだろう。今では芸能人や芸人が住宅購入や投資を行う話も珍しくないが、当時は職業そのものへの信用が今ほど確立されていなかった。

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今回の発言は、さんまが若い頃から大きな収入を得ていたという話ではなく、芸能界で成功していても社会的信用を得ることが簡単ではなかった時代背景を示している。テレビで人気者になっても、銀行の審査では安定性や将来性が厳しく見られる。そうした現実が、さんまの回想から浮かび上がった。

また、さんまにとって銀行からの評価は、芸人としての自信にもつながった。多くの人が将来を不安視される中で、自分だけは貸してもらえると言われた経験は、当時のさんまにとって大きな励みだったと考えられる。

『ホンマでっか!?TV』の今回のテーマは、住まいやお金に関する実用的な内容だったが、さんまの発言によって、昭和から平成にかけての芸能界と社会的信用の関係も見える回となった。売れていることと、金融機関に信用されることは必ずしも同じではない。その現実を、さんまは自身の経験を通じて語った。

明石家さんまのローン事情に関する回想は、笑いを交えたトークでありながら、芸人という職業がどのように社会で見られてきたのかを伝えるものだった。現在も第一線で活躍するさんまが、20代の頃に感じた自信と時代の空気を明かしたことで、番組内でも印象的なエピソードとなった。