ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比267.58ドル安の4万3449.90ドルとなり、9営業日連続で値下がりした。米メディアによると、9営業日連続の下落は1978年2月以来、約47年ぶり。
米連邦準備制度理事会(FRB)が18日に発表する政策金利見通しで、来年の利下げ回数が以前の見通しより少なくなるとの観測が浮上。金利が高止まりし、景気への重荷になるとの警戒感から、金融大手ゴールドマン・サックス株などが売られた。
ダウ平均はトランプ次期米大統領の政策への期待から4日に史上初めて4万5000ドル台をつけたが、その後は下落が続く。トランプ氏の掲げる減税や財政出動によるインフレ(物価上昇)再燃や、関税引き上げに伴う貿易混乱への懸念が一因とみられる。
2024年12月18日
ここにきての米国株式市場での下落のひとつの要因が、米長期金利の再上昇にある。物価が高止まりしてきたことなどから、米長期金利は12月6日の4.1%台がボトムとなって上昇基調となり、昨日は一時4.44%に上昇していた。FRBが来年に入り利上げをストップするという観測も背景にある。16日から17日にかけては米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループの株が大きく下落していたことも、ダウの下落要因となっていた。1978年2月以来、46年10カ月ぶりの9営業日の下落が何を意味するのか。たまたまであったのかもしれないが、株価指数が最高値を更新するなどしていたこともあり、利益確定売りも出やすい側面もあったのではなかろうか。
ナスダックは前日(日本時間で一昨日)に史上最高値であり、米株全体が悪いわけでもない。46年ぶりとか大袈裟に語るタイトルをよく考えたものだ。よっぽど心配なのは日経平均の方だ。7月に最高値を付けて以降、最高値には到底及ばない水準、また更新に35年程度かかりそう。
ダウは30種。指数として見るのなら、S&P500の方が広く全てのセクターを網羅していて、適しているのでは無いでしょうか?実際、ダウのリターンをなぞるETFはDIAしかないけれど、後者ならSPY.VOO.IVVとあるし、日本人の好きなイーマクシススリムもSP500。ダウはウォルマートや、トラベラーズや、シェブロンみたく枯れた銘柄の比率が高く、エヌビディアみたくハイテクは少ない。更に株価平均指数なので、時価総額加重平均指数みたく実態を正確に表しづらい。未だに日本のメディアはダウガーってダウ大好きだねえ。
今年の夏以降、ダウとsp500が異なる値動きをする、ダウとナスダックが異なる値動きをするということが増えました。従来はなんとなくこの3つは連動していたけど、何かが変わって来ましたね。
上がったか下がったかだけで見れば9日続落なのですが下落率はさほど大きくないですよね。46年ぶりということが記事にする理由なのでしょうけど日々の株価を細かく見ていない投資初心者はこの見出しだけでヤバいのではと思う人もいるのかと。投資は毎日の値動きに振り回されないために株価を毎日見ないことと言う人いますが、私は毎日見て上下した理由を知っておくことが大切だと思うのです。
コメ数280、1位コメの「共感した」数は824。
「共感した」数が多い順に4つピックアップ。
「NYダウが47年ぶり9日営業日続落…終値267ドル安、史上最高値から下落続く」12/18(水) 6:18配信の読売新聞オンラインの記事。