サッカー日本代表MF伊東純也が、自身のインスタグラムを更新し、プロキャリアの出発点であるヴァンフォーレ甲府を久々に訪れたことを報告した。現在はフランスのスタッド・ランスでプレーする伊東にとって、甲府はプロサッカー選手として最初の一歩を踏み出したクラブであり、今回の投稿には原点への感謝と、これからも努力を続ける決意が込められている。
伊東は投稿で、「プロサッカー選手としてのスタートを切ったヴァンフォーレ甲府に久々に行ってきました」と報告。クラブ関係者との写真を公開し、社長の佐久間悟氏や広報の橋爪勇樹氏と再会したことも伝えられている。さらに、入団当時の写真も披露し、ファンの間では懐かしさと温かい反響が広がった。
伊東がヴァンフォーレ甲府に加入したのは2015年。神奈川大学からプロ入りし、当時J1を戦っていた甲府でプロ選手としてのキャリアを始めた。クラブは1965年創設で、伊東が加入した2015年はちょうど50周年の年だった。そして今回、クラブは60周年を迎え、伊東は「自分が入ったときはちょうど50周年だったけど、今年で60周年。おめでとうございます!」と祝福の言葉を寄せた。
甲府時代の伊東は、まだ全国的なスターではなかった。しかし、持ち前のスピードと縦への突破力を武器に、少しずつプロの世界で存在感を示していった。特別指定選手として甲府のトレーニングに参加した時期を経て、正式にプロの舞台へ進んだ伊東は、その後の成長の土台をこのクラブで築いた。
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その後、伊東は柏レイソルへ移籍し、Jリーグでさらに評価を高めた。右サイドを切り裂くドリブル、正確なクロス、献身的な守備で存在感を増し、日本代表にも選ばれる選手へと成長。さらにベルギーのヘンク、フランスのスタッド・ランスへと活躍の場を広げ、欧州で長く戦う日本人アタッカーとなった。
今回の古巣訪問が注目されたのは、単なる近況報告ではなく、伊東が自分の原点を大切にしていることが伝わる内容だったからだ。投稿の最後には「改めて、時が経つのは早い。これからも初心を忘れずに頑張ります!」と記されており、プロ入りから10年近くが経っても、最初のクラブへの感謝を忘れていない姿勢がにじんでいた。
ファンからも多くの反応が寄せられた。報道によれば、「昔からイケメンすぎる」「10年前と現在のお写真ありがとうございます」「初心忘れず、大事ですね」「これからも応援しています」といった声が集まり、甲府時代を知るサポーターだけでなく、現在の日本代表としての伊東を応援するファンにも印象的な投稿となった。
伊東純也のキャリアは、決して一気に頂点へ駆け上がったものではない。大学から甲府へ進み、Jリーグで結果を積み重ね、柏で代表クラスへ成長し、欧州へ挑戦した。スピードという大きな武器を持ちながらも、それだけに頼らず、経験を重ねる中でプレーの幅を広げてきた選手である。

だからこそ、古巣・甲府への訪問は、伊東の歩みを改めて振り返る機会にもなった。現在は日本代表として、そして欧州クラブでプレーする選手として知られる伊東だが、その始まりはヴァンフォーレ甲府にあった。プロ選手としての第一歩を踏み出した場所に戻り、「初心」を口にしたことは、これからのキャリアに向けた静かな決意表明とも言える。
ヴァンフォーレ甲府にとっても、伊東の存在はクラブの歴史を語るうえで大切な一人だ。甲府から世界へ羽ばたいた選手が、60周年という節目に古巣を訪れたことは、クラブとサポーターにとっても喜ばしい出来事となった。
伊東純也は今後も、日本代表とクラブで厳しい戦いに臨むことになる。だが、どれだけ舞台が大きくなっても、プロとしての出発点を忘れない姿勢は変わらない。今回の投稿は、スター選手となった今も原点を大切にする伊東の人柄と、ヴァンフォーレ甲府との深いつながりを感じさせるものだった。


