俳優で歌手の中山美穂さんが6日に急死したことを受け、フジテレビは26日、美穂さんが重要な役を務める予定だったドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」に、急遽、妹で俳優の中山忍さんが出演すると発表した。忍さんは、美穂さんの役の設定を引き継いだ新たなキャラクターを演じる。
美穂さんは来年1月9日スタートの同作で、保育園の園長、園田美奈子役で出演。既に収録を終えている第1話と第3話は予定通りに放送される。 だが、園田は2月6日放送の第5話では物語の中心的な役割を担う構成となっており、園田の役柄を引き継ぐ形で、新しく着任する園長、鮫島ふみを設定。本人の強い希望で、忍さんが演じることになったという。
忍さんは「姉が撮影中だったドラマはどうなったんだろうと思いをはせたとき、別れ際にはいつも『あとは忍、よろしくね』と軽やかに去っていった姉の笑顔が心に広がりました」と出演を決意した経緯を説明。「姉妹での最初で最後のドラマ共演、心を尽くして演じます」とコメントしている。 同作は香取慎吾さんが、選挙で当選するためにイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟やその子供たちとともに暮らすことにする主人公を演じる。